ナビタイム、永平寺町での移動サービス実証で自動運転電動カート対応のルートを提供

ナビタイム、永平寺町での移動サービス実証で自動運転電動カート対応のルートを提供

KDDI株式会社と株式会社ナビタイムジャパンは、福井県吉田郡永平寺町の「永平寺参ろーど」において行われている自動運転電動カートを用いた移動サービス実証(運用:まちづくり株式会社ZENコネクト)において、自動運転電動カートに対応したルート提供を開始した。

同実証は経済産業省と国土交通省の連携事業で、産業技術総合研究所が受託している。実証期間は12月20日まで。自動運転電動カートの運賃は無料で、運行時間は9時~16時。

同実証では、「auナビウォーク」および「NAVITIME」のナビゲーションサービスにおいて、自動運転電動カート、徒歩、鉄道、バス、車などの移動手段を組み合わせたドアtoドアのルートを提案する。たとえば福井駅から大本山永平寺までルート検索した場合、通常の検索結果に、電車と自動運転電動カートを利用したルートが提示される。

また、カーナビアプリ「au助手席ナビ」、「カーナビタイム」、「NAVITIMEドライブサポーター」に、荒谷地区の実証実験向け無料駐車場データを追加した。ドライバーは駐車場でマイカーを駐車して、自動運転電動カートへ乗り継ぐことができる。

これまでは地域住民や旅行者に周知する手段や利用者の増加に対する施策に課題があったが、今回の取り組みにより、ナビゲーションサービスを通じてルート検索上で直接、移動需要がある人に訴求できるようになり、自動運転電動カートの利用促進に繋がることが期待されている。

両社は今後、ユーザーの経路検索データを分析して現状把握や効果検証を行い、自動運転電動カートの利用最適化を目指す方針だ。

発表資料
http://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/201908/26_4916.html