独自のピクトグラムを使った京都のバリアフリーマップが公開

独自のピクトグラムを使った京都のバリアフリーマップが公開

伏見稲荷大社の地図

佛教大学 保健医療技術学部作業療法学科の赤松智子教授は、京都の名所・旧跡のバリアフリーマップを作成し、伏見稲荷大社など計31か所の地図を「ウェルビーイング活動・京都」のウェブサイトで公開した。

この地図は、独自のピクトグラム(図記号)を使用して、京都の名所・旧跡のバリアフリー設備やユニバーサルデザインを視覚化したもので、階段や坂道・スロープについては蹴上の高さや傾斜角度を3段階で分類するとともに、コース別に身体活動量を3段階で分類している。

さらに、桜や紅葉、鳥のさえずりがよく聞こえる場所、お香や植物の香りがする場所などの環境要素も図示して、五感で楽しめるように工夫している。この地図を用いることにより、車いす利用者や歩行・移動が不自由な人だけでなく、体力に自信のない人や、ベビーカーを押す家族連れ、外国人などさまざまな人の観光の助けとなることが期待される。

ウェルビーイング活動・京都
https://wellbeing-activity-kyoto.bukkyo-u.ac.jp/