国土地理院、東日本大震災関係の石碑を含む78基の自然災害伝承碑を公開

国土地理院、東日本大震災関係の石碑を含む78基の自然災害伝承碑を公開

公開中の自然災害伝承碑(出典:国土地理院ウェブサイト)

国土地理院は12月21日、ウェブ地図サービス「地理院地図」で公開している自然災害伝承碑について、新たに26市区町村78基を追加公開した。

自然災害伝承碑とは、過去に発生した津波や洪水、火山災害、土砂災害など自然災害の様相や被害状況などが記載された石碑やモニュメントで、当時の被災状況を伝えるとともに、被災場所に建てられていることが多く、これらを地図上で伝えることで地域住民の防災意識向上に役立つものと期待されている。

今回公開したのは、北海道の新ひだか町、宮城県登米市、栗原市、女川町、秋田県由利本荘市、山形県鶴岡市、栃木県那須町、千葉県山武市、寒川兼相模原市、小田原市、厚木市、南足柄市、長野県原村、静岡県伊東市、三重県伊勢市、京都府南山城村、兵庫県明石市、奈良県生駒市、和歌山県海南市、日高川町、岡山県倉敷市、奈義町、徳島県小松島市、那賀町、美波町、香川県観音寺市など26市区町村78基で、東日本大震災の「女川いのちの石碑」が含まれている。今回の追加により、公開数は全国358市区町村1200基となった。

自然災害伝承碑
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html