Geolonia、地図作成サービス「Geolonia Maps」正式版を提供開始
Geolonia Maps
株式会社Geolonia(ジオロニア)は5日、これまでベータ版として提供していた地図作成サービス「Geolonia Maps」のアップデートを実施し、正式サービスとして提供開始した。
同サービスは、オリジナルの地図を自由に作成できる地図作成サービス。地図データはOpenStreetMapや、日本政府が公開するオープンデータを組み合わせて整備することにより、低コストで自由度の高い地図プラットフォームを実現した。
地図の表示にはデータ形式で配信するベクトルタイルを採用しており、柔軟なデザインカスタマイズが可能で、地図データの分析や加工、表示方法の変更も簡単に行える。また、数万件単位の位置情報データを手軽に扱えるダッシュボードを提供し、専用のデータベースを持つことなく地図を作成できる。独自開発のAPIを利用して地図アプリケーションを開発することも可能だ。
今回のアップデートではデザインやインターフェイスの見直しを行って利便性の向上を図ったほか、正式リリースに伴う有料課金機能を新たに搭載した。さらに、ユーザーが持つ住所データをアップロードして地図を作成する機能も近日中に提供開始を予定している。
地図デザインはHTMLの編集で自由にカスタマイズすることが可能で、JavaScript APIなどを利用することで自社の店舗一覧やお気に入りの飲食店リスト、観光地の見どころスポットなど、テーマに沿った地図をオリジナルのデザインで作成できる。
緯度・経度情報に対して住所を返す逆ジオコーダーや、不動産に対してIDを発行する「不動産共通ID」、日本の住所表記を正規化する住所正規化 APIなど、多彩なAPIサービスを利用できる。
料金は1,000アクセスまでは無料、10万アクセスまでは3万円(税別)。なお、オープンソースコミュニティ向けには地図を無料で提供しており、地図をGitHub Pagesで利用する場合はアクセス数に関わらず無料となる。作成した地図は画像としてダウンロードしたり、印刷して配布したりするなど、再利用も可能だ。
Geolonia Maps
https://geolonia.com/maps/
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