国土地理院、土砂災害が起きた熱海の空中写真を公開

国土地理院、土砂災害が起きた熱海の空中写真を公開

斜め写真(出典:国土地理院ウェブサイト)

国土地理院は、静岡県熱海市で発生した大規模な土砂災害について、被災地の空中写真(航空写真)および崩壊地等分布図および土砂堆積範囲図の第2報、地形断面図などを公開した。

空中写真は、土砂災害が発生した熱海伊豆山地区を空撮した斜め写真で、ウェブ地図サービス「地理院地図」上で見ることが可能。アイコンが示す矢印は撮影方向を示している。

崩壊地等分布図および土砂堆積範囲図は、中部地方整備局・静岡県が7月3日~4日にUAVで撮影した映像から、地山・土砂が見えている部分を判読したもので、崩壊地の位置を把握することを目的としている。崩壊地等分布図のファイル形式はPDFで、国土地理院のウェブサイトよりダウンロードできるほか、GeoJSON形式でも配布している。また、地理院地図でも見ることができる。

地形断面図は、土石流が発生した静岡県熱海市伊豆山の逢初川の地形断面図で、標高約400メートルの源頭部から直線上に海に到達している様子を確認できる。このほか、土石流が発生した熱海市伊豆山周辺の火山土地条件図も掲載している。

発表資料
https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/R3_0701_heavyrain.html