国土地理院、鳥取市・宇佐市の2基を含む16基の自然災害伝承碑を公開

国土地理院、鳥取市・宇佐市の2基を含む16基の自然災害伝承碑を公開

公開中の自然災害伝承碑の位置(出典:国土地理院ウェブサイト)

国土地理院は10月26日、ウェブ地図サービス「地理院地図」で公開している自然災害伝承碑について、新たに8市区町村16基を追加公開した。

自然災害伝承碑とは、過去に発生した津波や洪水、火山災害、土砂災害など自然災害の様相や被害状況などが記載された石碑やモニュメントで、当時の被災状況を伝えるとともに、被災場所に建てられていることが多く、これらを地図上で伝えることで地域住民の防災意識向上に役立つものと期待されている。

今回、追加公開したのは、岩手県奥州市、埼玉県深谷市、愛知県半田市、鳥取県鳥取市、島根県雲南市、岡山県倉敷市、佐賀県太良町、大分県宇佐市の8市区町村16基で、1943年に発生した鳥取地震や台風26号に関連した碑などが含まれている。今回の追加により、公開数は全国584市区町村2037基となった。

自然災害伝承碑
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html