マップボックス、日照の動きの表現や建物の3D表示が可能な機能「Mapbox Standard」ベータ版を提供開始

マップボックス・ジャパン合同会社は8月10日、デジタル地図開発プラットフォーム「Mapbox」において新しい3D機能「Mapbox Standard」ベータ版を提供開始した。最新のMapbox GLJSおよびMaps SDK for Mobileにて利用できる。

Mapbox Standardでは、ユーザーの位置情報に基づいて日照による影の動きを表現するライティング機能と、ランドマークとなる建物の3D表示や照明の変化を地図上に反映させる3Dランドマーク機能を利用できる。

ライティング機能は、昼夜や夕暮れ、夜明けなどを表現する照明プリセットが用意されており、1日を通した太陽移動やユーザーの位置情報に基づいた日照による影の動きを地図上で表現できる。日照変化は自動的に反映されるため、開発も容易に行える。

3Dランドマーク機能では、数百の世界中で有名なランドマークのデータセットを登録しており、ランドマークに設定された建物の照明の変化も反映され、より没入感のある3D体験が可能となる。

Mapbox Standardの3D描画はランドマークや建物、道路、樹木などの要素が明確に識別できるようにシンプルなデザインで表示されるため、情報が見やすく、ブランドや企業の世界観を崩さない地図開発が可能で、同社は旅行・観光プランニングや不動産、フードデリバリーなどさまざまな用途で利用可能としている。

発表資料
https://www.mapbox.jp/news/newsrelease-20230816