ナビタイム、ウォーキングアプリ「ALKOO」に日陰を優先して通るルートの表示機能を追加

株式会社ナビタイムジャパンは7月20日、ウォーキングアプリ「ALKOO by NAVITIME」にて新機能「日陰ルート」を提供開始した。

同機能は、現在地から目的地まで、日陰を優先して通るルートを地図上に表示する機能。ルートに占める「日陰率」（日陰をどの位通るか）も確認することもできる。同機能は日本全国に対応しており、無料で利用できる。

アプリ画面下タブの「歩く」タブを開いて、地図上の任意の場所を長押しすることで目的地を設定できる。目的地設定後、右下の「ルート検索」ボタンを選択することにより、現在地から目的地までの日陰を優先した「日陰ルート」が表示される。

地図上の日陰は、建物の高さと日毎の時間別太陽高度などから日陰部分を都度算出して、リアルタイムに地図上に描画している。日陰ルートは、算出した日陰に時刻を考慮して、日陰の割合が多くなる道路を事前に判断し、歩行中の時間経過も想定した上で過度な大回りをしない自然なルートを提案する。建物の高さデータがない場合も、平均的な日本家屋の高さを基準に計算することにより日陰情報を補完している。

同社は2022年7月に、現在時刻の日陰状況を地図上に重ねて表示する「日陰マップ」を提供開始した。「日陰マップ」の提供後に利用者数が5倍以上に増えるなどの反響があったことに加えて、利用者から「日陰を通るルートを知りたい」という要望が寄せられたことから、1年間の開発・検証を経て日陰ルートの提供に至ったという。