国土地理院、長野県小谷村の土砂災害関係の3基を含む11基の自然災害伝承碑を公開

国土地理院、長野県小谷村の土砂災害関係の3基を含む11基の自然災害伝承碑を公開

国土地理院は11月12日、ウェブ地図サービス「地理院地図」で公開している自然災害伝承碑について、新たに8市区町村11基を追加公開した。

自然災害伝承碑とは、過去に発生した津波や洪水、火山災害、土砂災害など自然災害の様相や被害状況などが記載された石碑やモニュメントで、当時の被災状況を伝えるとともに、被災場所に建てられていることが多く、これらを地図上で伝えることで地域住民の防災意識向上に役立つものと期待されている。

今回公開したのは、秋田県にかほ市、千葉県大網白里市、東京都八丈町、神奈川県綾瀬市、長野県小谷村、岡山県新見市、広島県大崎上島町、徳島県北島町など8市町村11基で、1911年に発生した長野県小谷村の稗田山崩れや、1995年の梅雨全線豪雨に関係した3基が含まれている。今回の追加により、公開数は全国339市区町村1116基となった。

自然災害伝承碑
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html