ダイナミックマップ基盤、整備路線を一般道路へ拡張した次世代のHDマップを導入

次世代のHDマップのイメージ

ダイナミックマップ基盤株式会社は、高速道路と自動車専用道路から一般道路へ整備路線を拡張した次世代の高精度3次元地図データ（HDマップ）を導入すると発表した。

同社はこれまで、自動運転社会の実現に向けて高速道路と自動車専用道路のHDマップを提供してきた。近年、自動走行に対応した車種が市場導入されるとともに、先進運転支援システムの高度化が進行しつつあることを受けて、一般道路まで対応する次世代のHDマップを2023年度より導入する。

整備対象となるのは、国道を中心に、先進運転支援システムおよび自動走行に有用とされる各地域の重要路線で、同社が独自のノウハウで選定して収録する。2023年度の導入後も対応路線を順次拡張していく予定で、2023年度は約80,000km、2024年度は約130,000kmまで拡張する。

また、現在、日本と北米向けで異なっているHDマップのデータフォーマットを統一する。これにより、地域（国）ごとに生じる車両のシステム開発や評価の負荷を軽減することで開発期間の短縮や開発コストの削減などに貢献する。