国土地理院、能登半島地震の災害関連情報ページを開設
「だいち2号」観測データの解析結果(ピクセルオフセット法)
国土地理院は1月1日、令和6年(2024年)能登半島地震の災害関連情報のウェブページを開設した。1月2日現在、「『だいち2号』観測データの解析による地殻変動(1月2日発表)」および電子基準点による地殻変動の観測データを公開している。
「だいち2号」解析データについては、ピクセルオフセット法による解析およびSAR干渉解析を行った。ピクセルオフセット法による解析結果では、珠洲市北部で最大約1m(暫定値)、輪島市西部で最大約3m(暫定値)の衛星に近づく変動が見られた。SAR干渉解析結果では能登半島全体に変動が見られ、非干渉域(図の灰色の範囲)はとくに変動が大きいと見られる。
地殻変動の観測データは、1月1日16時10分頃に石川県能登地方で発生した地震(M7.6、最大震度7)について、震源域周辺の電子基準点で観測されたデータをリアルタイムで解析したところ、震源に近い電子基準点「輪島」(石川県輪島市)が西方向に約1.3m(暫定値)変動したことが観測された。このほか石川県を中心とした地域で大きな地殻変動が観測されている。
発表資料
https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/20240101_noto_earthquake.html#8
画像出典:国土地理院ウェブサイト
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