自分でデザインできるウェブ地図「地理院地図Vector」の提供範囲が拡大、全国の地図が利用可能に

地理院地図Vector(仮称) (出典:国土地理院ウェブサイト)
国土地理院は、ウェブ地図「地理院地図Vector(仮称)」において、地図の提供範囲を全国に拡大した。
「地理院地図Vector(仮称)」は、国土地理院が2019年より試験的に提供開始しているウェブ地図サービス。従来の「地理院地図」が画像データ(ラスターデータ)を使用しているのに対して、「地理院地図Vector(仮称)」はベクトルデータを使用しているため、利用者が目的に応じて自由にデザインをカスタマイズできる。たとえば白地図や写真に地名のみを重ねた地図などを作成可能となり、学校の授業や防災分野での活用が期待できる。
これまでは地図の提供範囲が一部地域に限られていたが、このたび全国すべての地図を利用可能となった。また、機能面では、新たに印刷機能が追加され、表示している地図や航空写真を印刷できるようになった。ベクトルデータを使用しているため、任意の方角を上にした状態で印刷可能となっている。このほか、作図機能や現在地を表示する機能、自分で色分けできる標高地図の作成機能なども追加されている。

(出典:国土地理院ウェブサイト)
地理院地図Vector(仮称)
https://maps.gsi.go.jp/vector/
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