全国初、圏内全域の民営・公営バスの位置がすべてわかる「とやまロケーションシステム」が運用開始

全国初、圏内全域の民営・公営バスの位置がすべてわかる「とやまロケーションシステム」が運用開始

富山県地域公共交通情報提供推進協議会は、ウェブサイト上でバスを使った目的地までの経路検索と、バスの現在位置や運行状況などのリアルタイム情報をワンストップで確認できるサービス「とやまロケーションシステム」の本格運用を開始した。富山県の発表によると、県内全域の民営・公営バスを網羅したサービスとしては全国初だという。

同システムでは、バス利用者はPCやスマートフォン、フィーチャーフォンを使って目的地までの経路検索と、バスの現在地などの情報をいつでも確認することが可能で、バスが来るのを安心して待つことができる。

ルート検索は、出発地と到着地を指定して最寄り駅から最寄り駅までの行き方を検索できるほか、市町村ごとの路線一覧からバス停や運行情報を検索できる「路線検索」や、バス停の名前やエリアから運行情報検索できる「バス停検索」、スマートフォンのGPS機能を使って最寄りのバス停を地図で表示する「最寄りバス停(バス地図)」といった機能がある。

検索結果から「バスの運行情報」をタップすると遅延情報などがわかり、地図上で現在地を表示することもできる。検索した経路をMyコースとして登録することも可能。また、地図上で観光施設などを表示する「宝箱(マップ)」という機能もあり、割引など特典が受けられる施設もある。

このほか、設定したバス停のある時刻に、バスが到着する前にメールで知らせる「到着案内メール」という機能も備えている。通勤・通学などで決まったバス停や時刻のバスを設定しておくことにより、リアルタイムの運行情報から、バスの到着を事前に知ることができて便利だ。

同サービスには、株式会社ヴァル研究所が提供するバスロケーションシステム構築のパッケージサービス「VTM(Val Transfort Manager)」が採用されている。同サービスは、経路検索機能やバスロケーションシステムと連携したシステム構築が可能なパッケージサービスで、サービスサイトの作成まで対応しているため、サービス運用を行う交通事業者や自治体の業務負担を軽減し、スピーディな運用開始を実現する。

とやまロケーションシステム
Val Transfort Manager

とやまロケーションシステム(PC・スマートフォン)
https://toyama.vtfm.jp/
とやまロケーションシステム(フィーチャーフォン)
http://buscatch.jp/toyama/