JR西日本とマップル、高さ制限のある鉄道道路交差部における事故の抑制対策で協働

JR西日本とマップル、高さ制限のある鉄道道路交差部における事故の抑制対策で協働

鉄道道路交差部(赤丸)に高さ制限情報を掲載

西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)近畿統括本部と株式会社マップルは、JR西日本の沿線において、両社で作成した鉄道道路交差部の高さ制限情報が記載されたデジタルマップを作成・公開することにより、高さ制限のある鉄道道路交差部における鉄道橋への自動車衝撃事故の抑制対策を行うと発表した。

JR西日本近畿統括本部の管轄エリアでは、道路上空に鉄道橋が架かる交差部において通行車両が鉄道橋へ接触する事故が年間100~150件ほど発生しており、このうち年間で数回程度は列車運行に支障をきたすほどの事故に至っているという。

そこでJR西日本とマップルは、JR西日本近畿統括本部が保有する高さ制限に関する情報(高さ制限地点の位置情報および高さ制限値)と、マップルの電子地図技術を掛け合わせることにより、高さ制限に関する情報が記載されたデジタルマップを作成した。

このマップはマップルのウェブサイト「マップルラボ」の「MAPPLEのルート探索」に掲載されており、698地点の高さ制限情報が収録されている。両社はこのマップをトラックなどの運転手が走行ルートを確認する際の補助ツールとして活用を促すことにより、事故件数が抑制されることを見込んでいる。

MAPPLEのルート探索
https://labs.mapple.com/mappleroute.html