国土地理院、濃尾地震関連の碑を含む30基の自然災害伝承碑を追加公開

国土地理院、濃尾地震関連の碑を含む30基の自然災害伝承碑を追加公開

公開中の自然災害伝承碑(出典:国土地理院ウェブサイト)

国土地理院は6月23日、ウェブ地図サービス「地理院地図」で公開している自然災害伝承碑について、新たに12市区町村30基を追加公開した。

自然災害伝承碑とは、過去に発生した津波や洪水、火山災害、土砂災害など自然災害の様相や被害状況などが記載された石碑やモニュメントで、当時の被災状況を伝えるとともに、被災場所に建てられていることが多く、これらを地図上で伝えることで地域住民の防災意識向上に役立つものと期待されている。

今回、追加公開したのは、宮城県名取市、福島県猪苗代町、岐阜県各務原市、岐阜県本巣市、静岡県南伊豆町、愛知県一宮市、愛知県弥富市、広島県廿日市市、山口県萩市、高知県室戸市、福岡県北九州市、大分県国東市の12市区町村30基で、1891年に発生した濃尾地震関係の碑などが含まれている。今回の追加により、公開数は全国415市区町村1402基となった。

自然災害伝承碑
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html