茨城県高萩市で呼出型最適経路バス 「MyRideのるる」 の実証運行が開始

高萩市、茨城交通株式会社、株式会社みちのりホールディングス、Via Mobility Japan株式会社は、茨城県高萩市内において呼出型最適経路バス「MyRideのるる」の実証運行を7月1日に開始する。
呼出型最適経路バスとは、人工知能(AI)を利用し、利用者からのリクエストに合わせてバスの運行経路とダイヤを最適化して運行するバスで、既存の標柱バス停に加えて、システムの地図上に数多くの仮想バス停(バーチャルバス停:VBS)をきめ細かく設定することにより、利用者の利便性向上と効率的な運行を実現する。
第1段階では既存バス停を96カ所、仮想バス停を28カ所の計124カ所を設置し、第2段階以降も順次拡大を予定している。運行する車両の数は第1段階では中型バス1台、第2段階では2台、第3段階では4台(土日は2台)となる予定で、第2段階までは月~金曜日の運行で、第3段階では土日も運行する。
バスの利用希望者が専用アプリ「MyRideのるる」や電話で希望する出発地と目的地をリクエストすると、他の乗客の予約内容や道路混雑状況等に合わせて、AIが最適な運行経路とスケジュール(ダイヤ)を生成する。システムは米Via Transportationおよびその日本法人であるVia Mobility Japanが提供する。
呼出型最適経路バスは出発地と目的地が異なる多様な移動需要に適したサービスで、高萩市では、朝と夕方~夜にかけては定時定路線バス、日中は呼出型最適経路バスに切り替えて運行することで利便性の向上を目指している。

発表資料
http://www.ibako.co.jp/contents/newsrelease/2021/06/23602.html
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