衛星データプラットフォーム「Tellus」に分解能80cmのALOS-3相当データが追加

衛星データプラットフォーム「Tellus」に分解能80cmのALOS-3相当データが追加

ALOS-3相当データの利用イメージ

さくらインターネット株式会社は、同社が運用する衛星データプラットフォーム「Tellus」に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2020年度中に打ち上げを予定している先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)相当のデータを追加したと発表した。

ALOS-3は、陸域観測技術衛星「だいち」(運用:2006~2011年)が行った光学ミッション部分を引き継ぐ地球観測衛星で、搭載される光学センサは「だいち」の広視野(70km幅)を維持しつつ、地上分解能を約3倍(パンクロ:2.5m→0.8m)に向上させている。

現在では世界においてALOS-3性能(分解能80㎝/パンクロ、3.2m/マルチ、観測幅70㎞)と同等の衛星が無いことから、このたび試行的に閲覧・解析できるALOS-3相当のデータを準備した。米国商業衛星「WorldView」の観測データをもとにしたデータで、公開エリアは長野県長野市、福岡県福岡市、ベトナム/ハノイ(一部)、フィリピン/マニラ(一部)。

このデータを利用することにより、分解能80㎝のデータによって何が識別できるのか、また観測時期の異なるデータを比較することでどのような差分が出るのか、といったことをTellus上で確認できるようになる。

Tellus
https://www.tellusxdp.com/