技研商事インターナショナルとKDDI、人流分析ツール「KDDI Location Analyzer」に新機能を追加

GPSデータに基づくリアルな来訪圏をワンクリックで可視化
技研商事インターナショナル株式会社とKDDI株式会社は6月26日、両社が共同開発した人流分析ツール「KDDI Location Analyzer」に新機能「逆算来訪圏」を追加した。
同機能は、「国内居住者・来訪者居住地分析」機能の一部で、ある施設への来訪者を、その施設からの距離が近い順に並べ替えて、全来訪者のうち指定した割合をカバーする範囲を「来訪圏」として地図上に自動で描画する。これにより、実際の人の動き(GPSデータ)に基づいて、河川や鉄道など地理的障壁や交通網の影響を反映したリアルな来訪圏を描き出すことが可能となり、商圏を定量的に把握できる。
「平日と休日」「時間帯別」など条件を変えて来訪圏を比較分析することが可能で、同機能の実装と同時にKDDI Location Analyzerのすべての分析画面に地図の縮尺を明記する改善を行ったことにより、来訪範囲の距離感を直感的に把握できるようになった。
これまで商圏定義は専門的な分析スキルや複数ステップの操作が必要だったが、同機能により誰もが直感的に行えるようになり、小売業やサービス業など幅広い業種における販促戦略の最適化や、自治体における公共施設の利用実態把握などに活用できる。
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