登山地図「山と高原地図」の2020年版が3月16日に発売、アプリ版も順次配信開始
新エリアとして追加された「和賀岳」
株式会社昭文社は、登山地図シリーズ「山と高原地図」の2020年版を61点、3月16日に発売すると発表した。
同シリーズは、56年にわたって刊行されてきた登山地図で、今年度は「岩手山・八幡平」、「飯豊山」、「那須・塩原」、「赤城・皇海・筑波」、「鹿島槍・五竜岳」、「金剛・葛城」、「大峰山脈」、「石鎚・四国剣山」の8点が全面改訂版となっている。
「岩手山・八幡平」では日本200名山である「和賀岳」、「飯豊山」では日本一小さな山脈として有名な「櫛形山脈」、「那須・塩原」では日本300名山である「八溝山」、「赤城・皇海・筑波」では南面の井戸湿原に高山植物が豊富な「横根山」など、全面改訂版の多くで新たな山域を収録している。また、「飯豊山」において中心部に1/2.5万縮尺の拡大図を新設したり、「鹿島槍・五竜岳」において詳細図の範囲を拡大したりするなど、既存エリアでもさまざまな見直しを図っている。
このほか全面改定商品での改善点として、分岐や複雑なルートを拡大図やイラストで詳しく記載し、道迷いの危険が高いポイントを分かりやすく表現するようになったほか、小冊子において高低差グラフや写真を追加したり、登山プランを提案したりと、よりわかりやすい内容になっている。
また、アイコンも改良されて、コースタイムや危険箇所、分岐の名称などの表示が見やすくなったことに加えて、主要な山頂からの展望図や登山口までのアクセス案内図も追加するなど、さまざまな改良を行っている。
なお、出版物の発売にともなって、スマートフォンアプリ「山と高原地図」および「山と高原地図ホーダイ」についても、出版物と同じ地図を収録した2020年版がリリースとなり、順次配信を開始する。
山と高原地図
https://www.mapple.co.jp/product/mountainmap/
山と高原地図(アプリ版)
https://mapple-apps.jp/products/yamachizu/
-
前の記事
ヤマレコ、登山計画のルート作成やコースタイム計算が可能な新機能「らくルート」を提供開始 2020.02.12
-
次の記事
楽しいチリビジ、人口統計データ「未来統計」2020年版を発売 2020.02.19