楽しいチリビジ、人口統計データ「未来統計」2020年版を発売

楽しいチリビジ、人口統計データ「未来統計」2020年版を発売

未来統計の作成手法

株式会社楽しいチリビジは、人口統計データ「未来統計」の2020年版を発売した。

「未来統計」は、確立された人口推計理論(コーホート法)と、マンション分譲情報や大規模開発情報など人口変動要因となる地域開発情報を活用して、25年後となる2045年までの未来の男女別・年齢別の人口値を、独自の推計手法により町丁字単位およびメッシュ単位で求めた人口統計データ。2013年に提供を開始した同データベースは、大手小売グループや学習塾、金融機関の出店戦略などに活用されている。提供フォーマットはcsvまたはMapInfo形式。

2019年版までは、区画整理事業完了後の人口増加数が100人以上となる事業に限定して計算対象としていたが、2020年版より対象を拡大し、人口増加数が50人以上の小規模事業37件に新事業を加えた1027件の事業を対象としている。

2020年~2024年の5年間の男女別各歳別人口を収録するほか、2025年、2030年、2035年、2040年、2045年の各年の男女別合計の推計値もあわせて提供する。分譲マンション情報は2018年12月分まで、区画整理事業は2019年3月分までを収録したデータベースを基に推計処理を行っており、ここ1年に判明した最新の開発計画を使用して推計を行っている。

同データベースは、2019年4月に提供開始したウェブ上で商圏レポートが作成できるサービス「未来商圏レポート」の基幹データとしても活用されている。同社は今後、同データベースをAPI経由で提供するなど、第三者のシステムなどでも容易に活用できる仕組みを提供し、店舗展開を行う小売・流通、サービス、インフラ関連企業などへの導入を図っていく方針だ。

東京都の人口変動推計マップ

「未来統計」
http://chiri.biz/products/miraitoukei/