セイコーインスツル、世界最小サイズの携帯用ソーラーパワー型ビーコンを提供開始

セイコーインスツル、世界最小サイズの携帯用ソーラーパワー型ビーコンを提供開始

T-WA10

セイコーインスツル株式会社は、33.5(幅)×39.1(奥行)×7.9(厚さ)mmの世界最小サイズとなる携帯用ソーラーパワー型ビーコン「T-WA10」を発表した。

同製品は、電池交換を必要としないソーラー発電型のビーコン。これまでソーラー発電型は、設置型が多く、日常携帯するにはサイズが大きいといった課題があったが、同社が開発した「T-WA10」は、ソーラー発電でありながら世界最小サイズを実現した。重量は約11g。

室内照明及び太陽光により発電し、低照度(300ルクス)の環境下でも1秒に1回の周期で発信し続けることが可能。また、加速度センサーによる動作信号およびソーラーパネルによる受光信号の有無により、発信の周期を切り替えて省電力制御を行える。

電池の持ちを気にすることなく使用可能で、余剰電力を蓄電できるため、光が当たらない状態でもフル充電で約2か月間動作できる。腕時計の防水性能である5気圧防水を実現しており、水を扱う作業現場などでも利用できる。また、LEDライトを搭載し、ボタンを押すことにより電池残量の有無を確認することができる。

今後は位置情報ソリューションを提供するサービス事業者との協業を通して、さまざまなユースケースへの対応を進めていく予定で、その第一弾として、株式会社ACCESSが提供する所在管理サービス向けとして、「T-WA10」をベースに独自機能を強化した「T-WA10-ACS」を1月末に納入した。

 

セイコーインスツル株式会社
価格:オープン
https://www.sii.co.jp/jp/news/2020/01/30/14188/