GNSS受信機内蔵のドローン測量用対空標識「エアロボマーカー」がNETISの推奨技術に選定

エアロセンス株式会社は4月30日、GNSS受信機内蔵のドローン測量用対空標識「エアロボマーカー（AS-GM01）」が、国土交通省が運営する新技術情報提供システム「NETIS（ネティス）」の2025年度推奨技術に選定されたと発表した。

国土交通省では、NETISに登録された新技術の中から外部有識者の審査を経て有用な新技術を選定しており、推奨技術は公共工事などに関する技術の水準を高めるために選定された画期的な新技術と定義している。

エアロボマーカーは、標定点や検証点に設置するだけで高精度な測量が可能となる対空標識で、ドローンが空撮をしながらマーカーの位置をGNSSスタティック測位によりセンチメートル級精度で計測できるため、現場作業時間を短縮できる。GNSS受信機を内蔵したドローン用対空標識として、2級GNSS測量機登録と電算プログラム検定を取得した測量機器であり、公共測量にも使用可能で、「公共測量 作業規定の準則」に準拠した帳票を測量成果として提出できる。

公共事業などにおいてNETIS登録された技術を提案し、実際に工事等で活用された場合は、活用の効果に応じて工事成績評定での加点の対象となるため、同社は今後、国内における「エアロボマーカー」の普及や活用の促進を見込んでいる。

エアロボマーカー
https://aerosense.co.jp/products/equipment_systems/as-gm01/