ONE COMPATHがひらがなだけの地図「えきのなまえマップ」を公開、「マピオン」アプリはベクトル地図に対応

ONE COMPATHがひらがなだけの地図「えきのなまえマップ」を公開、「マピオン」アプリはベクトル地図に対応

えきのなまえマップ

株式会社ONE COMPATHは、ベクトル地図を活用したサービス開発の一環とした実験サービスを公開する「マピオンテックラボ」において、駅名を中心に表記がひらがなで表示される地図「えきのなまえマップ」を公開した。

同マップは、ひらがなを覚えた幼児が自然と地図を読み解く力を養えるように、地図サービス「マピオン」をベースに、すべての文字がひらがなで表示されるようにしたもの。電車が好きな幼児が多いことを意識して、駅の名前を中心に自治体の名称などもひらがなで表示される。漢字との切り替え機能も搭載しており、漢字の学習に役立つ。同サービスは、2019年度の同社新入社員がOTJ研修においてアイデアを発表した実現したものだという。

また、同社は地図検索サービス「マピオン」のアプリ版で、ベクトル地図に対応した。ベクトル地図とは、サーバーから画像として配信されるラスター地図ではなく、サーバーから地図を構成するポイント(点)やライン(線)、ポリゴン(面)の座標と属性データが配信され、ブラウザやスマートフォンアプリなどのクライアント上で画像として描画する地図のこと。

マピオンがスマートフォンアプリで公開したベクトル地図は従来のラスター地図と切り替えることが可能で、おもにユーザーインターフェースにおいて細かな改善となり、データ容量が80%削減したことによりスクロール表示速度がアップしたほか、斜めに見下ろした形で表現することで遠方の情報まで見通しやすくなる「鳥瞰」機能や、自然な回転も利用可能となった。

 

「マピオン」アプリでベクトル地図が利用可能に

「えきのなまえマップ」
http://labs.mapion.co.jp/
発表資料
https://onecompath.com/news/release/5129/