ヤマップ、軌跡データを地図上に可視化する「みんなの軌跡」機能を提供開始
「みんなの軌跡」機能
株式会社ヤマップは12月9日、登山地図アプリ「YAMAP」に、ユーザーによる過去の軌跡データを地図上に可視化する「みんなの軌跡」機能を提供開始した。
同機能では、地図上で軌跡の重なりが多い部分ほど濃い色で表現され、そこを通行した人が多いことがわかる。地図上に実際の通行実績が可視化されるため、一般的な登山道だけでなくマイナーなルートやバリエーションルートなども把握しやすくなる。また、誰にも歩かれていない区間が明確になり、整備が行き届いていない山や上級者向けルートを通行している際にルートを踏み外すリスクを軽減できる。さらに、道の外に迷い込んで一般的な登山道から離れてしまった場合にも、復帰までのルートを見つけやすくなる。
同アプリではこれまでも地図上の一般的な登山道において、通行量が多いルートは太く、少ないルートは細く表示されていた。「みんなの軌跡」機能は、既存の通行量を太さで表示する取り組みに付加する形で実装され、赤線のない区間の実際の通行実績をリアルに把握できるようになる。
なお、同機能を使用することにより、登山経験の少ない人にとって難しいルートが表示される可能性があるため、同社は地図を読むことに慣れていない場合は同機能をオフにして安全に利用することを推奨している。
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