国土地理院、大地震の地盤災害の発生状況を推計する「スグダス(SGDAS)」システムの運用を開始

国土地理院、大地震の地盤災害の発生状況を推計する「スグダス(SGDAS)」システムの運用を開始

国土地理院は、同院が保有する地形・地質などのデータベースと、気象庁が発表する地域の震度分布データを活用して、地震発生直後に斜面崩壊や地滑り、液状化が発生している可能性のある場所を推計する「スグダス(SGDAS)」(Seismic Ground Disaster Assessment System:地震時地盤災害推計システムシステム)の運用を開始した。

同システムでは、地震発生後ただちに、地震動を観測した地域における地盤災害の発生状況を推計し、その結果をすばやく公開することにより、南海トラフ地震のような広域での被害が予想される大規模災害において、TEC-FORCEの広域派遣による支援計画検討に活用したり、夜間に発生した地震による被害の概況を把握したりすることができる。

また、測量用航空機による被災地の空中写真撮影のコース設計などにも活用する。推計結果は、地震時の初動対応を意志決定する重要な参考情報となるため、国土交通省災害対策本部会議資料などとして公開する予定だ。

同システムは、モデルによる計算結果のため、実際の状況と異なる場合もあるが、過去の震度6以上の地震における災害発生状況に対して、一定程度の整合性を有する推計結果を得ることができているという。

発表資料
https://www.gsi.go.jp/kenkyukanri/kenkyukanri61004.html