マピオンテックラボ、NOAAのデータを活用した「世界可降水量マップ」を試験公開
世界可降水量マップ
株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)は、実験サイト「マピオンテックラボ」にて、地球全体の「可降水量」を確認できる「世界可降水量マップ」を試験的に公開した。
「可降水量」とは空気中に含まれている水分がすべて雨や雪になって降ったと仮定したときの降水量のことで、GPS電波の性質を応用して、空気中に含まれる水蒸気がすべて雨や雪になり地上に降ったと仮定したときの降水量を指す。短時間で集中的な豪雨をもたらす「線状降水帯」の予測などに用いられている。
今回公開したマップは、アメリカ海洋大気庁(NOAA)のデータを活用したもので、6時間ごとに168時間後(7日後)までの地球全体の「可降水量」を確認できる。マウスカーソルを合わせると経度(0°~360°)と緯度(-90°~90°)とともに、その場の可降水量がポップアップで表示される。
同社は今年6月にも地球全体の降水予報を確認できる「世界降水マップ」を公開しており、今後は気象庁などが公開するさまざまな気象データを地図上に可視化して、各サービスへの展開を検討していく方針だ。
マピオンテックラボ
http://labs.mapion.co.jp/
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