国土地理院、衛星画像の解析で得られた北海道地域の変動情報を先行公開

国土地理院、衛星画像の解析で得られた北海道地域の変動情報を先行公開

2014年~2021年における大地の動き(出典:国土地理院ウェブサイト)

国土地理院は6月27日、衛星画像の解析から得られた地表の変動情報について、北海道地域の結果をウェブ地図サービス「地理院地図」にて先行公開した。

国土地理院は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運用する衛星「だいち2号(ALOS-2)」のSAR(合成開口レーダー)データを使用し、全国の地表の変動を監視しており、今回、北海道地域の結果を先行公開した。この変動情報は測量の基準(国家座標)の維持管理や地盤沈下調査などの空間分解能の向上につながる。

閲覧方法は、地理院地図にアクセスし、[地図の種類]メニューから、[トップ]>[基準点・地磁気・地殻変動]>[干渉SAR] >[時系列解析]>[全国]を選択し、表示させたい解析結果を選択すると、地図上に干渉SAR時系列解析により得られた変位速度が表示される。

今後は測量で利用するために閲覧・提供環境を整備し、今年度中に全国の結果について公開する予定としている。

発表資料
https://www.gsi.go.jp/uchusokuchi/uchusokuchi20220627.html
地理院地図
https://maps.gsi.go.jp/