国土地理院、2011年台風6号関連の碑を含む27基の自然災害伝承碑を追加公開

国土地理院、2011年台風6号関連の碑を含む27基の自然災害伝承碑を追加公開

公開中の自然災害伝承碑(出典:国土地理院ウェブサイト)

国土地理院は5月17日、ウェブ地図サービス「地理院地図」で公開している自然災害伝承碑について、新たに10市区町村27基を追加公開した。

自然災害伝承碑とは、過去に発生した津波や洪水、火山災害、土砂災害など自然災害の様相や被害状況などが記載された石碑やモニュメントで、当時の被災状況を伝えるとともに、被災場所に建てられていることが多く、これらを地図上で伝えることで地域住民の防災意識向上に役立つものと期待されている。

今回、追加公開したのは、岩手県久慈市、福島県相馬市、福島県会津美里町、新潟県糸魚川市、岐阜県郡上市、滋賀県草津市、京都府亀岡市、高知県北川村、長崎県南島原市、長崎県波佐見町など10市区町村27基で、2011年台風6号関係の碑などが含まれている。今回の追加により、公開数は全国407市区町村1372基となった。

自然災害伝承碑
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html