ヤマップ、登山中の位置情報を共有できる「みまもり機能」を強化

ヤマップ、登山中の位置情報を共有できる「みまもり機能」を強化

株式会社ヤマップは、登山地図アプリ「YAMAP」において、登山中の位置情報を家族や友人と共有できる「みまもり機能」を強化し、すれ違った登山者の位置情報をまとめて交換できるようにした。

「みまもり機能」とは、登山中の位置情報をYAMAPのサーバーに定期的に送信することにより、家族や友人などに位置情報を共有する機能。電波の届かない山の中(オフラインエリア)でも、YAMAPユーザー同士ですれ違ったときに位置情報を自動で交換し、どちらか一方の人がオンラインになったときに、すれ違った相手の位置情報もYAMAPのサーバーに送信する。あらかじめ位置情報を共有しておくことにより、遭難した場合でも捜索範囲を絞り込むことが容易となる。

従来は1対1の位置情報交換の反復により人命救助のネットワークを構築していたが、今回の機能強化によって、これまでにすれ違った登山者の位置情報をまとめて交換できるようになった。これにより、複数対複数の位置情報交換が連鎖し、人命救助ネットワークがより強固なものになることが期待される。なお、アプリにおいて活動を終了させると、それまで保持していた自分や他の登山者の位置情報は削除される仕組みになっている。

なお、同社は電波の届かない場所の位置情報を共有できる「みまもり機能」の基本技術において、特許を取得したことも発表した。

発表資料
https://corporate.yamap.co.jp/news/archive/2021-11-16/