スマートドライブとパナソニック、ETC2.0を活用した専用デバイス不要の運行管理サービスを提供開始
「ETC2.0 Fleet サービス」イメージ図
株式会社スマートドライブとパナソニック株式会社は7日、ETC2.0システムを活用した運行管理サービス「ETC2.0 Fleetサービス」を物流車両を利用する企業向けに提供開始した。今回は社数限定の実証サービスとしてキャンペーン価格で提供する。
同サービスは、ETC2.0車載器を搭載した車両であれば利用できる運行管理サービス。すでに普及しているETC2.0車載器を活用するため、導入時に新たな専用デバイスを購入するためのコストがかからない。ETC2.0車載器に備わっている乗用車の経路情報や急ブレーキを把握する機能と、高速道路や国道などに設置されている全国約4,100基の路側機を連携させて行う。
運行管理の実施により、車の稼働状況や業務状況の可視化を行うことが可能となり、走行履歴も可視化され、複数のドライバーの走行ルートを把握し、配車を最適化するといったドライバーの業務効率化も図れる。また、運転日報の作成を補助する機能や、急ブレーキをかけた地点を表示する機能、ドライバーの拘束時間管理などの機能も搭載している。
今回の実証サービスは、センター間輸送や長距離配送、高速バス、サービスエリアへの配送、高速道路のメンテナンスなど、高速道路を使った移動が多い業種業態での利用を想定している。なお、現在ETC2.0車載器を保有していない場合でも、期間中にETC2.0車載器のリース利用によって同サービスの利用が可能となる。
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