国交省が「Project PLATEAU ver1.0」をリリース、全国56都市の3D都市モデルを公開
国土交通省は、3D都市モデルの整備プロジェクト「Project PLATEAU」の公式ウェブサイト「PLATEAU ver1.0」をリリースした。
同プロジェクトは、現実の都市をサイバー空間に再現する3D都市モデルを整備・活用するとともに、オープンデータ化にも取り組む事業で、2020年度の事業として全国56都市の3D都市モデルの整備を完了し、開発したユースケース44件および実証成果を取りまとめたマニュアルや技術資料など10件を公開した。
また、同プロジェクトは26日に一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会(AIGID)と技術協力の協定も締結し、AIGIDが運用する地理空間情報のプラットフォーム「G空間情報センター」において3D都市モデルのオープンデータ化を開始した。まずは東京23区の3D都市モデルデータを掲載し、4月中に全国56都市の3D都市モデルのデータを順次、オープンデータとして公開する予定。配布するデータ形式は、CityGML、3D Tiles、FBX 形式など。
同プロジェクトは今後、2021年度からver 2.0として取り組みの進化を図っていく方針で、3D都市モデルの整備・更新・活用のエコシステムの構築を目指す。3D都市モデルを全国に展開していくため、効率的な整備・更新方法の開発や、自動運転・ロボット運送などユースケース開発の進化、街路空間や街路樹、標識など緻密なスケールでのデータ整備手法の確立にも取り組んでいく方針だ。
PLATEAU ver1.0
https://www.mlit.go.jp/plateau/
G空間情報センター
https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/plateau-tokyo23ku
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