ゼンリン、地図を活用したプログラミング教材「まなっぷ」を提供開始

ゼンリン、地図を活用したプログラミング教材「まなっぷ」を提供開始

株式会社ゼンリンは、地図を活用したプログラミング教材「まなっぷ」を3月22日に、公式オンラインショップ「ZENRIN Store」にて提供開始すると発表した。2022年3月31日までの約1年間、無料で使用できる。これに先立ち、2月15日より教職員用のトライアル版の提供も開始した。

「まなっぷ」は、小学校のさまざまな単元や学校行事で使えて、社会科や総合学習などの既存教科の学びにつながる教材で、2020年度の新学習指導要領で必修化された「プログラミング教育」の教育現場での活用を想定したものとなっている。

教材の内容は、ブロックをパズル感覚で動かして組み合わせることにより、地図上でキャラクターを動かすことが可能で、任意の場所のさまざまな地図が使えるため、プレゼンテーションツールで実現できない児童独自の地図を作成できる。プログラミングソフト「Scratch」のUIを採用しており、地図はMapbox社のAPIを使用している。

使用できる地図は「通常地図」「白地図」「航空地図」「標高地図」の4種類で、地図上に表現する内容を目立たせたい場合は白地図、土地の高低差を意識させたい場合は標高地図、といった具合に授業の内容によって地図を使い分けられる。また、41個の地図記号や避難誘導標識を地図上に載せることもできる。

先生や児童が作ったブロックのデータを渡すことが可能で、児童同士でお互いの良いところや工夫したところを学び合える。歩行者や自動車のルート上でキャラクターを動かしたり、浸水データを地図に重ねたりするなど、多彩な表現が可能だ。

 

株式会社ゼンリン
https://www.zenrin.co.jp/product/category/education/manap/es/index.html