国土地理院、1mメッシュ(標高)の提供範囲を拡大

国土地理院、1mメッシュ(標高)の提供範囲を拡大

1mメッシュ(標高)の提供範囲(画像出典:国土地理院ウェブサイト)

国土地理院は、基盤地図情報(数値標高モデル)の1mメッシュ(標高)の提供範囲を3月31日に大幅に拡大した。

基盤地図情報(数値標高モデル)の1mメッシュ(標高)は基盤地図情報のサイトから誰でも無償で入手可能で、詳細な地形の起伏が表現されているため、浸水被害予測などのシミュレーションで活用できる。これまで1mメッシュ(標高)の提供範囲は全国の3次メッシュの約4%だったが、今回の拡大により約46%となる。

新たに提供する範囲は滋賀県、広島県、長崎県の全域および静岡県、高知県、愛媛県のほとんどの区域など、日本全国の広範囲をカバーしており、このうち能登半島については2024年能登半島地震後に計測したデータを用いている。

今回提供する成果は、2025年4月1日の標高成果改定前のもので、標高改定を反映した成果は2025年7月末に改めて提供する予定としている。また、2025年度中に宮城県、栃木県、東京都(23区)、京都府、岡山県、香川県などの新たな範囲の追加も予定している。

基盤地図情報のダウンロード
https://www.gsi.go.jp/kiban/
発表資料
https://www.gsi.go.jp/gazochosa/gazochosa61005.html