マップフォー、点群データのクラス分類ソフトウェア「Mapfourmer」を提供開始

建物、植生、車道・歩道、道路標示、標識、人・車のクラス分類
株式会社マップフォーは3月28日、点群データの地物を自動でクラス分類できるソフトウェア「Mapfourmer」のLinux版およびWindows版の年間ライセンスを提供開始した。
同ソフトは、入力された点群データを解析し、自動でクラス(カテゴリー)分類を行うソフトウェア。3Dトランスフォーマー技術を応用した深層学習により、これまでは手作業で行われていたクラス分類を自動化し、専門技術者の負担を軽減して迅速に活用することが可能となる。
点群データのクラス分類を自動化する機能のほか、分類したデータから特定のクラスを抽出したり、ノイズクラスを除去したりすることも可能で、地物間の距離を算出することも可能。植生などの支障物との離隔距離が不足している対象物のみを抽出して接近アラートを出力したり、電柱や架線柱、信号柱などを抽出して柱の傾きが設定した基準値を超えた場合にアラートを出力したりすることも可能で、設備点検などに活用できる。
このほか、鉄道において歩行者や自転車、車両など通行区域に侵入した障害物を自動で分類・抽出したり、歩道や自転車道、車道、鉄道において設定高さ以下の障害物を検出して離隔距離が不足する場合は接近アラートを出力したりすることもできる。

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