Mapbox、AI機能を搭載した新しい「Navigation SDK」を提供開始

Mapbox、AI機能を搭載した新しい「Navigation SDK」を提供開始

Mapboxは1月8日、AI機能を搭載したソフトウェア開発キット「Navigation SDK」を提供開始した。

同SDKは、AI対応のナビゲーション機能や車載システム、サードパーティー・ツールなどを統合したもので、位置情報に関する会話を自然で実用的なものにするAI音声アシスタント「MapGPT」を搭載する。

MapGPTは、会話がしやすく、車両と統合されており、レストラン予約や天気予報などのサードパーティー・ツールの機能を利用可能で、車両のナビゲーションやエンターテイメント、ストリーミングサービス、オートパイロット、空調システムなどを会話で制御できる。

また、EVルート計画システム「Mapbox for EV」も含まれている。同システムは、車両のバッテリーシステムと統合され、パーソナライズされたエネルギー消費パターンを監視し、航続距離を予測できる。充電ステーション運営会社との協業により、リアルタイムの空き状況に基づいて充電ステーションを提案し、支払い処理まで行える。また、ドライバーから学習し、車が充電されるたびに充電器の可用性や互換性、性能に関するデータを記録する。

マップのスタイルは標準で「Mapbox Standard」スタイルの3D機能とライティング機能を利用可能で、76都市における2000以上のランドマークが3Dで表示される。また、渋滞や通行止め、道路の変更に関する情報を分単位で提供し、推定運転時間と実際の運転時間の比較をもとに学習して地域特有の運転パターンを調整できる。

発表資料
https://www.mapbox.jp/news/newsrelease-20240111