聴覚障害者向け外出支援サービス「コデカケ」の有償検証が京都と大阪で開始

聴覚障害者向け外出支援サービス「コデカケ」の有償検証が京都と大阪で開始

コデカケのリストデバイス(左)とネックデバイス(右)

株式会社Relicは、聴覚障害者向け外出支援サービス「コデカケ」の有償検証を5月22日に開始すると発表した。

コデカケは、後方から接近するものを知らせるデバイスと、聴覚障害者が歩きやすい道を案内するナビアプリを組み合わせたサービス。後方から接近する車や自転車をネックデバイスで検知し、リストデバイスの振動で通知することが可能で、レーダー検知により服や髪の毛による遮蔽や天候変化の影響を受けにくく接近物を捉えられることを特徴としている。

また、コデカケ専用のスマートフォン用ナビアプリにより、道幅・交通量・歩道の広さなどの条件を考慮した、聴覚障害者が安心して歩きやすいルートを複数提案し、好みに合ったルートを選択するとリストデバイスの振動と画面の矢印の方向指示のみで目的地まで案内する。なお、ナビアプリには株式会社ゼンリンデータコムが提供する徒歩ルートAPIを採用している。

今回は、京都および大阪における駅での貸出しで実証実験を行うことにより、駅を起点とした徒歩での移動活性化、駅を含むさまざまな施設の利便性向上への効果を検証する。

実施エリアと期間は、京都エリアが5月22日(月)~6月25日(日)、大阪エリアが6月28日(水)~7月30日(日)。京都での貸出場所は京阪電車祇園四条駅、返却場所は祇園四条駅、三条駅、清水五条駅。大阪での貸出場所は京阪電車京橋駅、返却場所は京橋駅と淀屋橋駅。料金は1日1,000円(税込)。予約可能機能は5月9日(火)~7月29日(土)で、予約システム「STORES」にて予約が必要となる。

有償検証用のプロトタイプ

予約申込サイト
https://coubic.com/kodekake/booking_pages