国土地理院、能登地方を震源とする地震の災害関連情報のページを開設

「だいち2号」観測データの干渉解析結果(出典:国土地理院ウェブサイト)
国土地理院は、5月5日に石川県能登地方で発生した地震の災害関連情報のページを開設した。
同ページで提供している情報は、震源域周辺の可搬型GNSS連続観測装置(REGMOS)および電子基準点の観測データをもとにした地殻変動の解析結果、「だいち2号」観測データのSAR(合成開口レーダー)干渉解析による地殻変動の解析結果、地震活動の震源断層モデルの3つで、これらの地理空間情報については出典の明示だけで転載も含めて自由に使用できる。
REGMOSおよび電子基準点の観測データをもとにした解析結果では、REGMOS「M珠洲笹波」で南西方向に7cm程度、電子基準点「珠洲」で西南西方向に1cm程度の地殻変動が見られた。また、「だいち2号」観測データの干渉解析では、珠洲市北部で最大約20cm(暫定値)の地殻変動が見られたほか、珠洲市内の山地等において数cm程度の小規模な地すべり状変位が多数見られたという。
令和5年(2023年)石川県能登地方を震源とする地震
https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/20230505_noto_earthquake.html
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