マンホールや電柱の情報を投稿する社会貢献アプリ「TEKKON」、インフラ位置情報のみの投稿が可能に

マンホールや電柱の情報を投稿する社会貢献アプリ「TEKKON」、インフラ位置情報のみの投稿が可能に

NPO団体のWhole Earth Foundation(WEF)は11月28日、社会貢献型の位置情報ゲーム「TEKKON」において、位置情報のみの投稿を可能とする「プロット機能」を追加した。

TEKKONは、マンホールや電柱などのインフラ老朽化の課題に対して、市民が力を合わせて撮影・投稿やレビューを行うことにより、インフラの安全を確保することを目的とした社会貢献型のゲーム。インフラの写真を撮影・投稿したり、投稿された写真をレビューしたりすることで、報酬となるポイントを得られるリワード機能を搭載している。

今回新たに追加される「プロット機能」は、対象インフラの位置情報のみ投稿できる新機能で、これまでは場所の選択(位置情報)や写真の撮影・投稿が1セットとなっていたがが、位置情報のみの投稿だけでもポイントを獲得できるようになり、写真撮影に適さない夜間でも遊べるようになった。

報酬ポイントはプロット後すぐに付与されるのではなく、自分がプロットした箇所に実際に撮影データが登録された場合に、プロットしたユーザーもリワードを獲得できる仕組みとなっている。獲得できるリワードは、撮影・投稿したユーザーが通常獲得するリワードの20%となる。

WEFはプロット機能の実証イベントとして、渋谷エリアを対象とした「電柱聖戦 in 渋谷~プロット編~」を2022年11月28日(月)~12月15日(木)の期間に開催する。同イベントでは、渋谷地区の該当エリア内にある電柱のプロット(位置情報登録)のコンプリートを目指す。

また、イベント期間中に渋谷エリア限定で「プロットコンプ宣言機能」を試験的に実装する。同機能は投稿者以外の第三者によって投稿されているエリア内のインフラの位置情報が正しいかを確認しあうもので、複数人の宣言を経て、運営側が指定するプロユーザーが最終確認後、正式にマップ内にプロットされる仕組みとなっている。これにより、登録されたインフラ位置情報の正確性が増し、自治体やインフラ企業へ還元される情報の精緻化を図れる。正しいプロットデータの作成に貢献したユーザーには、イベント特典としてボーナスポイントが後日付与される。

イベント情報
https://event.tekkon.com/event/8679/