空港でのバリアフリールートナビ、車いすユーザー移動経路表示の精度が向上

全日本空輸株式会社(ANA)、一般社団法人WheeLog、株式会社ゼンリン、株式会社ゼンリンデータコムの4者は23日、ANAの「空港アクセスナビ」の「バリアフリー地図/ナビ」機能で活用されている車いすの移動履歴と、ゼンリングループが保有する地図データ(歩行者ネットワークデータ)とのマッチング処理を実施し、実際に車いすユーザーが移動したルート表示の精度を向上(正規化)したと発表した。
「空港アクセスナビ」はANAの経路検索サービスで、2021年9月より徒歩区間における「バリアフリー地図/ナビ」機能の運用を開始している。同機能では、車いすで実際に走行したルート・利用したスポットなどの表示を移動参考情報として提供しているが、これまでGPSの測位精度の誤差によりルート表示に課題があった。
今回、正規化データの検証と精度向上を実施することにより、正規化後のルート情報を用いたバリアフリールートのナビ(検索・案内)機能および地図データを拡充する。4者は今後も引き続き車いすユーザー向けルート情報の実現に向けて取り組んでいく方針としている。
発表資料
https://www.zenrin.co.jp/information/product/220523.html
空港アクセスナビ
https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/airport-access/
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