ジオロニア、ベクトルタイル形式の地図開発を支援するツールをオープンソースとして公開
kataの利用イメージ
株式会社Geolonia(ジオロニア)は、ベクトルタイル形式の地図開発を支援する2つのツール「itoma(イトマ)」と「kata(カタ)」を3月28日にオープンソースソフトウェアとして公開した。
両ツールは国土地理院との契約により開発したNPMパッケージで、国連の「UN OpenGIS Initiative」が推進する「国連ベクトルタイルツールキット」プロジェクトの一部としてMITライセンスで公開する。Geoloniaとしては、政府機関からオープンソース化を前提して受注した初めての事例となるという。
itomaはベクトルタイルベースの地図をプレビューするためのコマンドラインツールで、データ形式で配信するベクトルタイルを地図形式で表示することにより、地図を利用したウェブサイトやアプリケーションの開発を容易にする。
kataは地図データを他の形式に変換できるコマンドラインツールで、「metadata.json」形式のファイルを表形式に変換したり、「YAML」形式のファイルをMapboxがオープンソースとして提供している「Tippecanoe」形式に変換したりする機能などを備えている。
itoma
https://github.com/unvt/itoma
kata
https://github.com/unvt/kata
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