国土地理院、今市地震の石碑を含む24基の自然災害伝承碑を公開

国土地理院、今市地震の石碑を含む24基の自然災害伝承碑を公開

公開中の自然災害伝承碑(出典:国土地理院ウェブサイト)

国土地理院は1月14日、ウェブ地図サービス「地理院地図」で公開している自然災害伝承碑について、新たに10市区町村24基を追加公開した。

自然災害伝承碑とは、過去に発生した津波や洪水、火山災害、土砂災害など自然災害の様相や被害状況などが記載された石碑やモニュメントで、当時の被災状況を伝えるとともに、被災場所に建てられていることが多く、これらを地図上で伝えることで地域住民の防災意識向上に役立つものと期待されている。

今回公開したのは、栃木県日光市(12基)、群馬県上野村(1基)、東京都北区(2基)、神奈川県山北町(2基)・真鶴町(2基)、新潟県上越市(1基)、滋賀県大津市(1基)、滋賀県守山市(1基)、広島県福山市(1基)、徳島県三好市(1基)など10市区町村24基で、1949年に発生した今市地震の震災復興記念として1953年に建立された石碑などが含まれている。今回の追加により、公開数は全国367市区町村1224基となった。

自然災害伝承碑
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html