ユーブロックス、Bluetooth AoAによる高精度屋内測位の評価キットを発表

エクスプローラー・キット
スイスのu-blox AG(日本法人:ユーブロックスジャパン株式会社)は、製品開発者によるBluetooth方向検知機能と高精度屋内測位の可能性評価を目的とした「エクスプローラー・キット」2製品を発表した。
同製品は、Nordic Semiconductor製のnRF52833 Bluetooth Low Energyシステムオンチップ(SoC)を搭載した「u-blox NINA-B4 Bluetooth 5.1 Low Energyモジュール」を採用する評価キット。Bluetooth方向検知により、タグから1つまたは複数の固定アンカー・ポイントに送信される無線信号の方向を特定することが可能で、到達角(AoA)技術により高精度な屋内測位が可能となる。
ラインアップは「u-blox C211アンテナ・ボード」と「u-blox C209タグ」および必要なソフトウェアで構成される「u-blox XPLR-AOA-1」と、「u-blox C211アンテナ・ボード」と「u-blox C209」を4セットずつとタグの位置を三角測量するための測位エンジン・ソフトウェアなどが含まれる「u-blox XPLR-AOA-2」の2製品。
XPLR-AOA-2は、Traxmate社のエンタープライズ資産追跡プラットフォームがサポートされており、ハードウェアに依存しないクラウドベースの追跡システムを利用可能。同システムにより、追跡環境のセットアップや建物の作成、間取り図のアップロード、アンカー・ポイントの配置の指定が容易になり、ユーザーはウェブや専用アプリを介してリアルタイムで資産の位置を追跡できる。
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