西東京バス、クロスロケーションズのLAPを活用して新規路線を開業

西東京バス、クロスロケーションズのLAPを活用して新規路線を開業

Location AI Platform

西東京バス株式会社は、クロスロケーションズ株式会社が提供する位置情報ビッグデータ活用プラットフォーム「Location AI Platform(LAP)」を活用して最適なルート設定を行うことにより、八王子・日野と新宿駅西口を結ぶ高速バス「通勤ライナー」の運行を1日より開始した。

西東京バスは新規路線の検討に際して、通勤などで都心へ向かう人が自社営業エリア内のどのあたりに多く居住しているのかを調査するためLAPを使用し、JR八高線沿線など八王子市内北東部の人が比較的多いことが分かり、需要が見込めると判断したことで今回の新規開業につながった。

八王子市や日野市の居住者が新宿方面に行くには、バスや鉄道で八王子駅に出てから中央線や京王線に乗り換えて都心へ向かう方法があるが、通勤者にとってこの乗り換えは多大な労力がかかり、混雑にも巻き込まれるという潜在的な課題があった。そこで、今回の通勤ライナーは、LAPによって明らかになった見込み客が多い住宅街に停留所を設置し、あえて八王子駅を経由せずにダイレクトに新宿に向かうというルートに設定した。

LAPはスマートフォンから取得したGPSデータを位置情報ビッグデータとして解析するDXツールで、西東京バスはこれまでも新型コロナウイルスによる人流の変化を把握し、バスの増便や減便のための裏付けのデータとしてLAPを活用してきており、今回はさらに新規の路線開発という案件でも利用した形となる。

発表資料
https://www.x-locations.com/news/pr20210607/