福井コンピュータ、防災計画支援機能を標準搭載した測量CADシステム「TREND-ONE」の最新版をリリース

福井コンピュータ、防災計画支援機能を標準搭載した測量CADシステム「TREND-ONE」の最新版をリリース

TREND-ONE

福井コンピュータ株式会社は、防災計画支援機能を標準搭載した測量CADシステムの最新版「TREND-ONE Ver.5」を6月22日に提供開始する。

同システムは、国土地理院が公開する「地理院タイル」(ベクトルタイル)を活用して、浸水や地震、土砂災害といったハザードマップをCAD上で作成できる測量CADシステム。実際の地形や衛星写真と組み合わせて3次元による検討することが可能となり、多角的な視点から防災計画に利用できる。

たとえば「活断層図」と「災害履歴図」と「急傾斜地崩壊危険個箇所」を組み合わせて地震のハザードマップを作ったり、「土砂災害警戒区域」と「急傾斜地崩壊危険箇所」と「地すべり危険箇所」を組み合わせて土砂災害ハザードマップを作ったりと、さまざまな条件を組み合わせた防災計画を検討できる。

地理院標高タイルから生成した3Dの地形において水面を設定し、3Dで簡易浸水シミュレーションを行える。また、システム全体でUNICODEに対応し、文字データの互換性が向上した。このほか、オプションで提供している「UAV/TLS計画成果」の機能強化も図り、連携可能なSfMソフトとして、テラドローン社の「TerraMapper」を追加したほか、福井コンピュータの3D点群処理システム「TREND-POINT」との連携により、「点密度検証精度管理表」を作成できるようになった。

地理院タイルを活用した災害ハザードマップを作成可能に

TREND-ONE
https://const.fukuicompu.co.jp/products/trendone/index.html