ゼンリン、AIによる自動配車や住宅地図を活用したルート案内が可能な「ZENRIN ロジスティクスサービス」を提供開始

住宅地図データを活用したルート案内

株式会社ゼンリンと株式会社ゼンリンデータコムは、運送・配送業務の効率化を支援する「ZENRIN ロジスティクスサービス」を10月15日に提供開始すると発表した。

同サービスは、AIによる配車計画から住宅地図データを活用したルート案内、業務進捗の管理・分析までを一気通貫で支援するサービス。

配車計画は位置情報とAIを組み合わせて、さまざまな条件を加味した最適な配車計画を自動作成するため、専門的なノウハウが不要で簡単に効率的な配車計画を行える。ナビゲーションはゼンリンの住宅地図データをベースに“ドア to ドア”の案内を行うことが可能で、大型車両規制を考慮したルート検索も可能。さらに、走行・配送状況をリアルタイムに管理することが可能で、日報作成もオートメーション化することができる。

同社は今後、新たなサービス基盤として、地図コンテンツや検索機能などをウェブサイトやアプリなどに実装するための開発ツール「ZENRIN Maps API」を12月にリリースする予定。同APIは顧客が保有する住所情報などをクレンジング（正規化）して精度の高い位置情報を提供することが可能で、独自のIDを付与することで地物の変化情報を時間軸に沿って把握できる。また、ブルーマップや建物属性情報、施設情報、統計データなどを地図基盤に搭載し、さまざまな利用シーンで必要な情報を業務に合った切り口で取得することができる。