アップル、新型コロナウイルス対策支援のためAppleマップのデータを集計した移動傾向を提供

アップル、新型コロナウイルス対策支援のためAppleマップのデータを集計した移動傾向を提供

Mobility Trends Reports

アップル、新型コロナウイルス対策支援のためAppleマップのデータを集計した移動傾向を提供

アップルは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止に向けた活動を支援するため、Appleマップによるモビリティデータ(移動データ)の傾向を示すツール「Mobility Trends Reports」を提供開始した。

このデータは、人々が徒歩や自動車、公共交通機関を利用して移動する量の変化を表すもので、2020年1月13日を基点として、これを100%とした場合の変化を、「Driving(自動車)」「Transit(公共交通機関)」「Walking(徒歩)」の3つを比較しながらグラフで確認できる。

同サイトでは、Appleマップの使用状況を集計したデータを利用し、主要都市および63の国と地域の移動傾向を調べられる。Appleマップで経路が検索された回数を数えて、収集されているデータと比較することによって、人々の徒歩、自動車、公共交通機関での移動量の変化として世界各地のデータに反映される。

日本では、日本全体(Japan)のデータのほか、東京、名古屋、大阪、福岡などのデータが用意されている。また、グラフだけでなく、全データをダウンロードすることも可能で、CSV形式のファイルを入手できる。

なお、アップルの発表によると、Appleマップでは移動データとユーザーのApple IDとの関連付けは行われず、ユーザーの移動先に関する履歴も保存していないという。

東京の移動傾向

Mobility Trends Reports
https://www.apple.com/covid19/mobility