国土地理院、「自然災害伝承碑」の情報を地理院地図に追加掲載

国土地理院、「自然災害伝承碑」の情報を地理院地図に追加掲載

出典:国土地理院ウェブサイト

国土地理院は、過去に起きた自然災害の様子を石碑やモニュメントに刻んだ「自然災害伝承碑」について、7月31日に12市区町村35基の情報を地理院地図に追加公開した。

同院は、過去の自然災害の教訓を地域の人々に伝えることによって教訓を踏まえた的確な防災行動による被害の軽減を目指すために、2019年6月19日に48市区町村158基の「自然災害伝承碑」の情報を地理院地図に掲載した。さらに、7月12日に13市区町村24基の情報を追加公開し、今回は3回目の更新となる。

新たに公開した市区町村は、北海道美瑛町、上富良野町、岩手県山田町、福島県西会津町、茨城県水戸市、東京都港区、静岡県沼津市、徳島県小松島市、愛知県大洲市、高知県高知市、熊本県五木村、宮崎県宮崎市の12市区町村。伝承されている災害は、火山噴火や震災、洪水、土砂崩れ、土石流、ため池決壊など多岐にわたる。

なお、地理院地図で公開する自然災害伝承碑の情報の内容は、碑名、災害名、災害種別、建立年、所在地、伝承内容、写真など。

同院は9月に自然災害伝承碑の情報を2万5千分の1地形図にも掲載開始する予定で、今後も順次掲載・更新を実施する。

発表資料
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html