ウェザーニューズ、太陽光バルク向けの発電量予測データのAPI提供を開始

ウェザーニューズ、太陽光バルク向けの発電量予測データのAPI提供を開始

株式会社ウェザーニューズは10月11日、電力市場向けの太陽光発電量予測データ提供サービスを拡充して、小規模な太陽光発電所の発電量をまとめて予測する「太陽光バルク」向けの発電量予測データのAPI提供を開始した。

近年は、離れた場所に小規模な太陽光発電所を開発し、複数の発電所をまとめてひとつの発電バランシンググループ(BG)として電力取引する低圧・分散型太陽光発電のバルクスキームを採用する電気事業者が増えており、ウェザーニューズはグループ単位の予測のニーズに応えるために今回の措置に至った。

今回のサービスは、太陽光発電事業者向けに発電BG単位で発電量をまとめて予測する「太陽光バルク予測」のデータを提供するもので、気象庁よりも約10%精度が高い1kmメッシュの日射量予測データや発電所の情報(発電所の位置情報・ソーラーパネルの容量・方位角・傾斜角など)を活用することにより、30分ごとの太陽光発電量予測データを発電BG単位で提供する。

データはクラウドを経由してAPIで提供するため、企業システムとの連携が容易で、利用者が発電所の情報をAPIで追加・更新できる機能も搭載している。これにより、新しい発電所の運転開始などで発電所の地点やソーラーパネルなどの諸元情報、発電BGの分類リストなどに変更がある場合に、利用者が自ら発電所の地点などの情報をアップロードすることで、すぐに最新情報が反映された予測データを取得することが可能となる。なお、データは専用ウェブサイトからCSVファイルでダウンロードすることもできる。

発表資料
https://jp.weathernews.com/news/44771/