ヤマップが今夏の登山者動向を公開、移動距離がコロナ前と同水準に
都道府県別の登山者数
株式会社ヤマップは9月5日、登山地図アプリ「YAMAP」を利用する登山者の動向を公開した。
この発表は、警察庁から発表される「夏期における山岳遭難の概況」に先立ち、7~8月におけるYAMAPの登山者データをもとにした調査結果となる。登山者が訪れた山を都道府県別で見ると、多い順に長野県、山梨県、岐阜県となり、2021年の夏期と比較して山梨県や長野県、静岡県で最も増加した。
登山者の年代別割合を見ると、50代が29.4%、40代が26.6%、60代が14.6%、30代が14.2%と、40~50代で半分以上を占めた。
登山をするために移動した距離は、50km未満が約40%、50-100kmが約25%、100km以上が約35%と、コロナ前の2019年と同じ水準に戻っており、これは3年ぶりに行動制限のない夏であったためと考えられる。
登った山の標高を見ると、1000m未満の低山が38.7%、2500m以上の高山が19.2%となっており、高山に行く登山者の割合はコロナ前の2019年の水準に戻りつつあるものの、まだ完全に戻っていないことがわかった。
YAMAPで登山計画を作成する際の「予定人数が1人」である計画を集計したところ。新型コロナウイルスが発生した2020年を期にソロ登山を計画した件数の割合が年々増えており、2022年でも増加傾向が続いている。これはwithコロナ時代となり、少人数で登山を楽しむ傾向を示しているという。
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