ゼンリンとNTTタウンページが業務提携、新たなデータベース商品を開発

ゼンリンとNTTタウンページが業務提携、新たなデータベース商品を開発

株式会社ゼンリンとNTT タウンページ株式会社は23日、両社が保有するアセットの連携による新たなビジネスの創出を目的に業務提携契約を締結した。

NTTタウンページは、NTT東日本およびNTT西日本が発行するタウンページ(職業別電話帳)の掲載情報および企業情報をデータ化した「進化版タウンページデータベース」を提供するとともに、データを収集・統合・活用するための「NTT タウンページ DMP」を構築して顧客や社会の課題解決に取り組んでおり、タウンページデータベースと人流データを掛け合わせた「人流DXソリューション」などを提供している。

一方、ゼンリンは全国の市区町村において、公共測量成果の活用や独自の調査手法により地図データベースを継続して更新し、「時空間データベース」として整備して住宅地図やカーナビゲーション、インターネット地図サービス、インフラ管理、MaaS、自動運転分野など、さまざまな分野・用途で活用されている。

今回の業務提携は、多様化する顧客ニーズへ対応していくために、このような両社のアセットを持ち寄り、新たなビジネスを創出していくことを目的としている。

具体的には、 「NTT タウンページ DMP」を活用したゼンリンの新たな法人データベース商品の開発および共同での販売体制構築、ゼンリングループの「混雑統計」サービスとタウンページデータベースを用いた人流分析などマーケティング分野におけるビジネス強化、時空間データベースを活用した「ZENRIN Maps API」における新機能の開発、相互のアセットを活用した高鮮度かつ高精度なデータベース構築の検討、「4D デジタル基盤」におけるデータ活用の検討などの取り組みを進める。

発表資料
https://www.zenrin.co.jp/information/public/210623.html